合格へ【目標を立てる】3つのポイント

「目標を立てて勉強しよう」

学校でもよく言われることです。

しかし、目標は、どのように決めればよいのでしょうか。

もし、目標がはっきりしていない場合、例えば第一志望校の合格も難しくなってしまいます

今回は、受験生に向けて、「目標を達成するための目標の立て方」をお伝えいたします。

 

今の自分に合う目標にする

目標は、自分に合っているものにすることが基本になります。

そして、自分にあった目標を立てるためには、まず自分自身を見つめてみることから始めましょう。

 

では、自分の得意なこと・苦手なことは何か、思い浮かべてみてください。

意識して思い浮かべてみると、ふだんは見えない自分のことが分かってきます。

 

「漢字の読み書きは得意だけれど、数学の方程式を解くのが苦手だな」

そう思い浮かべたのであれば、漢字の読み書きは高めの目標を設定し、方程式を解くことについての目標は低めに設定するのをおススメします。

 

なぜ苦手なことの目標を低めに設定するのかというと、モチベーションを下げないためです。

ただでさえ苦手なことというのは、気持ちが前に向きにくく、勉強するのも後ろ向きになりがちです。

目標を決めたとしても達成できないようなものでは、むしろマイナス効果になってしまうと考えられます。

 

これに対して、得意なことの目標は どのように設定しますか?

ここで 気をつけていただきたいのは、自分の限界を決めないということです。

限界を決めてしまうと、上に伸びにくくなるのは言うまでもありません。

 

例えば、これから100点満点のテストを受けるとします。

もし「ここの20点分は できないから捨てる」と決めてしまったら、どうなるでしょうか。

勝負が始まる前から、どれだけ点数が取れたとしても、80点満点しか取れないということになります。

ほかの子の満点は100点にも関わらず、自分だけ20点も低くしてしまうのは もったいないです。

どれだけ得意なことがあったとしても、上には上があります。

だから、限界は決めず、手の届きそうな範囲で かつ 高い目標にすることがポイントです。

 

目標を具体的に決める

今の自分自身が見えてきたのであれば、この後 どうなりたいか 思い浮かべてみましょう。

 

「数学のテストの点数を上げたい!」

そう思う方が多いでしょう。

しかし、これを目標としてはいけません。

具体的に何をすればいいのか分からず、達成しにくい目標と言えるからです。

 

ここで言う「具体的な目標」というのは、期日と数値を使って、あいまいさのない目標にするということです。

 

先ほどの「定期テストの点数を上げる」というのは、期日や数値が明記されておらず、具体性に欠けます。

具体性のない目標は、ほとんど達成されないと言われており、目標を立てたことにならないと言えます。

 

では、「定期テストの点数を上げる」という目標に期日や数値を入れてみます。

 「2学期中間テストで400点をとる」

この目標は、点数アップを前提として、結果として どうなればゴールなのか分かりやすい目標です。

このように、「いつまでに」という期日や、「どれくらい」という数値を入れ込むだけで 具体的な目標になり、達成しやすくなります。

 

目標達成の方法を考える

ここからは、具体的な目標を立てたあとのことについて説明していきます。

 

早い話が、目標を達成するために 何をいつまでにやるのか 方法や流れを決めることです。

「2学期中間テストで400点をとる」という目標にしたのであれば、これを達成するための方法を考えます。

例えば、「テスト当日まで、毎日1日基本例題を3題ずつ解き、自力で解けるまで繰り返し解く」 というように、ここでも数値や期限を設定します。

 

または、目標達成シートを自分で作ってみてもいいと思います。

毎日やることを書き出し、できたら丸をつけていきます。

その丸の数で振り返りをし、目標が自分に合っているのか、また、自分のモチベーションは維持できているのか確認します。

 

このように、書くことには「目標と手立てが目に見えて分かる」という良さがあります。

さらに、弱い自分に打ち勝とうとする気持ちが強くなり、自然と行動力が高まっていきます。

または、危機感に近い感情を抱く方もいらっしゃると思います。

「今勉強しなければ、志望校合格は難しいのではないか…」

と感じるようになってきます。

 

最後に、受験勉強は体力勝負の面があります。

そのため、できるだけ体力を維持しつつ、長く勉強を続けられる工夫もしましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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