【おひさま言葉】をたくさん浴びせよう

子どものころから 温かい言葉をたくさん聞くと、素直な人に育ちやすいとわたしは考えます。

そこで、今回は、ご家庭でお子さまにかけていただきたい「おひさま言葉」を紹介します。

大人が意識して声をかけてあげることで、子どもの人間性は、いかようにも伸びるのです。

 

言葉に秘められたパワー

言葉には「チカラ」があります。

何気なく言い放った言葉にも、チカラは宿っているとわたしは考えます。

 

たとえば、お子さまに「ねぇねぇ!これ見て!」と言われたとします。

そのとき、あなたが「今 忙しいから、また後でね」と言ったとしましょう。

それを聞いたお子さまは、ショックを受けるに違いありません。

だって、「自分のことなんてどうでもいい」と言われているように思ってしまうからです。

 

大人からすれば、手が離せない事情があって、後で見るから今は静かにしていてほしいというときもあります。

ただ、お子さまからすると、とっても素敵な発見をしたから身近な大人に見せて、共有したい気持ちでいっぱいなのです。

そして、あなたに認めてもらいたいのです。

 

子どもは、さまざまなことに敏感です。

そのため、親の言葉ひとつで、自分の気持ちを否定されたかのように錯覚してしまうことがあると言えます。

これについて、「勝手に錯覚する子どもが悪い」とおっしゃる親さんは、まず いないと思います。

 

以上のことから、「今 忙しいから、また後でね」には、否定的なチカラがあると言えるでしょう。

もちろん、受け取り方は人によって違いますが、次のように答えてあげると、気持ちがいいのではないでしょうか。

子「ねぇねぇ!これ見て!」

親「どれどれ?」
  (パッと子どもを見る)
 「あっ!ホントだね!また後でじっくり見せてくれる?」

子「うん!いいよ!」

できるだけ 普段の言葉に気をつけ、子どもに肯定的な言葉をかけてあげましょう

 

また、「目標を口にすることが目標への近道」ということを お聞きになったことはありませんか?

これは、言葉が原動力になり、自然と目標達成への行動が促されるためです。

わたしの経験上、日ごろから肯定的な言葉をつかう方は、成功している方が多いです。

その方々のほとんどは、肯定的な言葉をよく聞くと言います。

肯定的な言葉というのは、誰かを褒める言葉誰かにとってプラスになる言葉のことです。

そうした言葉をつかっていると、自然と人が集まります。

 

なぜ人が集まるのでしょう。

 

肯定的な言葉をつかう人のそばにいると、気持ちいいからです。

そうして集まってくれた人たちは、困ったときにチカラを貸してくれます。

このように、言葉は、まわりにいる人だけでなく、自分にも恩恵をもたらしてくれるチカラがあるとも言えるのです。

 

子どものころに温かい言葉にふれると?

微笑む少女
笑う女の子

幼少期は、愛を必要とする大切な時期です。

わたしは、共働きの家庭で育ちましたが、仕事から帰ってきた両親は、わたしの話をいつも熱心に聞いてくれました。

幼いころから小学生のときまで、母に読み聞かせをしてもらっていました。

それらがすべてというわけではありませんが、子どものときからたくさんの愛をもらってきたんだなぁと 今になって思います。

 

さらに、言葉については、否定的なことを聞いた記憶がありません。

テストで点数が下がっても、「大丈夫!次は挽回できる!」と声をかけてもらって育ちました。

どのようなときでも、「やったぁ!」「スゴイじゃん!」「できたね!」「できるよ!」「大丈夫!」という肯定的な言葉ばかり聞いてきました。

こうした言葉には、親の温もりがあります。

また、親ではなくても、身近な人が温かい言葉をかけてくれるのは、人として とてもうれしいことですよね。

 

さらに子どもは、親に信じてもらえていると感じたとき、本当のチカラを発揮することができるのではないでしょうか。

実際に、母から「大丈夫!次は挽回できる!」と言われた次のテストでは、最高得点をとってみせました。

言葉をかけてもらっただけで、本当にできるのですから 不思議なものです。

やはり、言葉には、チカラがあるのです。

 

温かい言葉にふれて育った多くの方は、「心」の大切さを知っています。

人の痛みや苦しみが分かり、他者への気遣いができる人が多いです。

そうした人は、温かい言葉をつかいます。

温かい言葉を聞いた人は、気持ちが温かくなります。

気持ちが温かくなった人は、善いことをします。

善いことをしてもらった人は、気持ちが温かくなります。

気持ちが温かくなった人は ――――

これの繰り返しで、まわりを温かな気持ちにさせることができるのです。

つまり、子どものころから温かな言葉を聞いて育てば、人の心を温かくする人になるのではないでしょうか。

 

「おひさま言葉」とは?

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お子さまに対して「温かな言葉を使おうとしても、よく分からない」という方もいらっしゃると思います。

そこで、「おひさま言葉」を紹介します。

「おひさま言葉」というのは、わたしが個人的に考えた 温かい言葉集です。

これをつかうだけで、子どもも わたし自身も、心がポカポカします。

「おひさま」と付けたのは、心が温まるからです。

ただ、それだけに由来しているわけではありません。

それぞれの文字「お」「ひ」「さ」「ま」から始まる言葉を総じて「おひさま言葉」と わたしはよんでいます。

 

次に紹介するのは、わたしが よく子どもにかけている「おひさま言葉」です。

っ!やるじゃん!

とりでできたね!

いごまでやりきったね!

んてん!はなまるっ!

 

いかがですか?

こうした「おひさま言葉」には、正のチカラが込められていると考えています。

また、わたしが上記の言葉をよく使うのには理由があります。

 

子どもに対して、共感していることが伝わりやすいからです。

そのほかにも、次のような意味を込めてつかいます。

  • っ!やるじゃん!」
    驚きの意味を含む言葉です。
    そのため、大人を驚かせることに成功したという体験をさせてあげることができます。
    子どもたちの中には、大人を少し驚かせたいと考えている子がいます。
    そうしたお子さまには、とくに効果的だと考えます。
     
  • とりでできたね!
    幼いうちは、何をするにも親子で取り組みます。
    しかし、子どもは少しずつ成長して 一人立ちしていきます。
    人の手を借りなくても、何かをやり遂げられたときに この言葉をかけてあげましょう。
    「一人でやってみる」という勇気を出すことにもつながります。
     
  • いごまでやりきったね!
    お子さまが自分の弱さに打ち勝ったことを認める言葉です。
    たとえば、学校の宿題をやり切ったときにつかいます。
    途中で投げ出したくなる気持ちを抑えて、最後までやり抜いたことを大いに褒めてあげましょう。
    お子さまにもよりますが、この言葉をつかうときは、あまり質に こだわらないようにしてください。
     
  • んてん!はなまるっ!
    満点やはなまるは、先生からしか もらえないものではありません。
    先生以外の大人が あげたっていいのです。
    わたしは元高校教諭ですが、高校生であっても、はなまるを付けるととても喜んでくれました。
    認めてくれる誰かがいるだけで、子どもは自信をつけることができるのです。

 

子どものうちは、言葉に込められた意味は分かりません。

しかし、お子さまは、あなたが発する言葉、あなたの態度から、自分をどう見てくれているか、感じとっているのです。

 

だから、状況に合わせて「おひさま言葉」をつかえば、お子さまを笑顔にすることができます。

さらにわたしの場合は、その子どもの笑みを見て、活力をもらっています。

これがわたしをさらに動かす力になり、もっと多くの人を笑顔にできるわけです。

 

あなたは、「ダメ」「無理」「できない」「やめとけ」などの否定的な言葉を言ってはいませんか?

今からでも遅くありません。

お子さまをはじめとするご家族、さらには あなた自身のモチベーションを上げるためにも、「おひさま言葉」をつかってみてください。

きっと まわりの方々も含めて、温かな気持ちになることでしょう。

 

褒めすぎに注意を

だからと言って、常に「おひさま言葉」をかけるのは違います。

悪いことをしているのであれば、それが悪いことだと教えてあげなければなりません

子どものうちは、分別がつかず、悪いことを平気でしてしまうことがあります。

そのようなときは、すかさず「それはイケないことなのよ」と指摘してあげましょう。

 

もし、いたずらしているのに「おっ!スゴイ!」なんて言ってしまうと、子どもは再び同じことをしてしまいたくなります。

「自分のいたずらが認められた!」と誤認してしまうからです。

そのほかにも、褒めすぎには悪影響をもたらす可能性があります。

自尊感情が過剰になり、自分がイチバンだと思い込んだり、ワガママになったりしてしまう傾向があります。

お子さまが社会人になってから恥をかくことのないよう、状況に適した言葉を選ぶようにしましょう。

 

絵本の読み聞かせもおススメ

親と本を読む子ども

ご家庭によっては、あまり多くを語らずに子育てされていらっしゃる方もいるかと思います。

「子どもがちょっと苦手なんだけど、子育ては協力しなきゃな・・・」

と思っていらっしゃる方は、ぜひ絵本の読み聞かせをしてあげてください。

 

絵本には、心を温めてくれるものが多いです。

言葉やストーリー、イラストなどに作者の心が込められているからです。

だから、読み聞かせをするだけで、温かな声かけと同じような効果が得られると考えます。

さらに、読み聞かせには、大きなメリットがあります。

言葉の正しい使い方を学ばせることができるということです。

子どもは、読み聞かせを聞いているだけのように見えて、実は、日本語の表現方法も知らないうちに学んでいます。

物語の中で気になったフレーズがあると、読み聞かせを終えてから繰り返し口にする子もいます。

そうして、ひとつひとつの単語も絵本で覚えていくのです。

最近は「これ、子どもに読み聞かせていいの?」と、少々気になる絵本もありますが、できるだけ 温かな言葉、きれいな日本語で書かれた絵本を選びましょう。

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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