秋から【受験勉強】では間に合わない?
「夏休みが明けて部活動を引退したのに、なかなか受験勉強に本腰が入らないんです」
という相談を受けることがあります。
正直に申し上げると、秋からの受験勉強で間に合うのは、オール4以上で、これまで勉強をさぼってきたタイプのお子さまなどです。
今回は、なぜ間に合う子と間に合わない子がいるのか 詳しくお伝えします。
目次
秋からでも間に合う子はいる
お子さまは十人十色です。
そのため、お子さまによっては、秋以降に始めた受験勉強だけで 合格を勝ち取れたという方もいらっしゃいます。
ただ、その人数は 多くありません。
そうしたお子さまは、理解力があるにも関わらず、これまで特に勉強してこなかったということが多いです。
では、なぜ秋から受験勉強をするようになったのでしょうか。
秋から始めるのは焦るから
夏が終わり、涼しい風が感じられる季節になると、多くの受験生、また保護者の方は焦り始めます。
「もう時間がない…!」と。
そうして、いよいよ入試が近づいているということを感じるようです。
しかし、焦ってもいいことはありません。
やるべきことは、次の3つです。
- 実力の把握
志望校との学力差を知る
- 生活スタイルの見直し
毎日の勉強習慣をつける
- 勉強の質の向上
分からない問題を放置しない
上記の「やるべきこと」がお子さまご自身で把握できているようであれば、学習塾は必要なく、ご家庭での受験勉強で十分かもしれません。
しかし、実際は、お近くの学習塾に相談されることが多いように感じます。
次第に秋が深まり、じっくりと塾選びをする暇もなく、塾に流されるままに入塾してしまうということも少なくありません。
まずは、保護者の方が落ち着いて現状を把握するよう努めていただくことが大事です。
入試までの時間はどれだけ?
さて、秋である9月から受験勉強を始めたとして、1~3月の入試シーズンまで どのくらいの時間があるでしょうか。
仮に、9月1日から3月1日までの時間を計算してみましょう。
ここでは、1日に平均して10時間の勉強をするものとします。
9月から3月までは、7か月間あります。
1か月を30日として計算すると、
10時間×30日×7か月=2100時間
この2100時間は、丸々87.5日間 勉強した時間に相当します。
この数字をご覧になって、
「大変だ…」
と思われる方の方が多いと思います。
だから、受験勉強を夏以前から始められる方が多いのです。
少しずつ時間をかけて勉強することができますからね。
夏から始めるべき?
であれば、受験生は 全員が夏から受験勉強を始めるべきか、というと そういう訳ではありません。
夏から始めたとしても、入試に気持ちが向いていなければ、学習は身に入りません。
つまり、気持ちがなければ、効率の悪い受験勉強になってしまうと言えます。
同じ時間、受験勉強をするとしても、非効率的な学習よりも効率的な学習をした方が身になるのは確実です。
だから、受験に対して本気になれるのであれば、いつから勉強を始めてもよいのです。
その反対に、受験への気持ちが低い状態なら、志の高い友人や先生にモチベーションを高めてもらうところからスタートさせましょう。
受験へのモチベーションアップ
受験について、明確な目標があるお子さまは、モチベーションが高くなりやすく、また持続しやすいです。
こうしたお子さまは、「入試本番」からさかのぼって、いつ何を勉強するべきか考えて動くことができます。
ただ、このワザは、みんながみんな できることではないと思います。
そこで、学校や学習塾の出番です。
まずは、きちんと学校や学習塾に行き、まわりから刺激をもらってきてください。
しばらくすると、「わたしも勉強しなくちゃ…!」と思えるようになってきます。
そうして、気持ちが受験に向いたときが大きなチャンスです。
そのときの気持ちを忘れることなく、受験勉強を続けるための作戦を決行しましょう。
目標となる学校名や、勉強する上で決めたことを紙に書いて、よく見るところに貼るのです。
こうして、モチベーションを高め、維持することが入試をクリアするポイントです。
モチベーションは高いけど…
モチベーションは高いのに、結果が振るわないという方もいらっしゃいます。
学力が思うように伸びない理由は、次の7点 考えられます。
- ご家庭で勉強していない
- 学校の授業を聞いていない
- 勉強しているが、勉強量が足りない
- 勉強しているが、勉強法が合っていない
- 勉強しているが、分かった気になっている
- 勉強しているが、効率が悪い
- ご家庭でも学校でも勉強していない
以上の理由にあてはまるのであれば、一度、お近くの学習塾にご相談いただければと思います。
とくに、愛知県一宮市にあるai特進塾では、教育の専門家による 1対2の手厚い個別指導で、お子さまの学力アップに貢献しています。
もし、ご相談事がありましたら、お気軽にai特進塾まで お問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。