大学入試【日程】2学期テストと近い!?

ai特進塾には、公立・私立高校での勤務経験がある講師も在籍しています。

一部の高校では、大学入試が2学期の中間テストとかなり近く設定されています

今回は、定期テストと大切な入試が近い場合の「テスト勉強と受験勉強の進め方」について、取り上げます。

この記事で分かること
受験勉強を優先すること。
テスト勉強は授業中にすること。
・力の入れ方は 受験勉強:テスト勉強=8:2

 

受験勉強を優先する?

勤務校の生徒たちが言っていたように、大学入試は、今後の人生を左右する出来事と言っても過言ではないかもしれません。

そのため、多くの大人から「受験勉強を優先しなさい」と言われるはずです。

 

わたしも、受験勉強を優先すべきだという考えには賛成です。

ただ、そう言われて 受験勉強だけをしていたために、定期テストで赤点をとり、追試験でも不合格だった生徒を知っています。

つまり、受験勉強に重きを置いて勉強しつつも、テスト勉強も計画的にしなければならないということです。

 

受験に必死過ぎる子の末路

勤務先の生徒たちの中には、受験のことしか考えず、テスト勉強をおろそかにしている子がクラスの半分以上います。

 

たとえば、受験で理科を使わない子たちの一部は、理科の授業中に数学の受験勉強をしています。

授業の内容をまったく聞いていないため、授業ノートはまっさらな状態です。

ノートを提出せよと言ったところで、提出するノートの評価は0点です。

この結果、平常点が足りずに、評定が1になる(追試験を受けなければならない)こともあり得ます。

 

こうした生徒は、定期テストをあまく見ているため、追試験のために、後で余計に勉強しなければならなくなります。

もちろん、追試験を受ける前には、課題が出されますからね。

ムダな時間を自分でつくってしまっているのです。

さらに、追試験で落ちた場合、救済措置のない学校では、単位を落とすことになります(実際にいます)

 

そのようなことも考えず、「受験」に必死過ぎる生徒たち……。

なんだかもったいないように感じます。

 

テスト勉強は授業中にやる

そうした生徒たちに言っていることは、

定期テストの勉強を授業中に終わらせること

です。

 

つまり、授業の内容を毎時 理解しておけば良いということです。

もし、授業の内容が理解できたのなら、演習の時間も授業中に確保すると良いでしょう。

ほかの人の倍、濃い時間を過ごすイメージで、問題集に取り組むことを勧めます。

また、授業の内容で分からないことがあれば、積極的に先生に訊きましょう。

勤務校の一部の優秀な生徒は、こうして定期テストにつながる勉強をしていました。

 

そうすれば、定期テスト直前に、教科書なり授業ノートなりを見返して復習するだけで、テストに臨める状態になっているはずです。

 

そして、学校の授業が終わったら、必死に受験勉強をするのです。

それが、大学入試と定期テストの両方をクリアするポイントだと考えます。

 

受験:定期テスト=8:2で勉強を

同時進行で2つの目標に向かっていくのは、難しいことだと思います。

そこで、「大学入試に合格する」というメインの目標に重きを置いて、勉強を進めていきましょう。

 

ふだん、力をいれる比率としては、

受験勉強:テスト勉強=8:2

が良いと考えます。

 

時間で言うと、50分間勉強するとしたうち、40分を受験勉強に、残り10分をテスト勉強にあてるということです。

正確には、勉強を「時間」で分けることが難しいため、「学習量」を8:2に分けるとよいでしょう。

それが難しいなら、手っ取り早く「時間」で分けることを勧めます。

 

また、テスト前日は、この比率を逆転させましょう。

受験勉強:テスト勉強=2:8

 

テスト前日は、テストの形式、問題を解くことに慣れておくことを強く勧めます。

1度でも問題を解いておけば、いざテストで出題されたときに慌てずに済むからです。

 

余裕は自分でつくる

もし、今、「時間がない!」と焦っているのであれば、自分で勉強する時間をつくりましょう。

 

本当なら、学校から年間行事計画をもらった時点で、

「余裕ある受験勉強にしよう!」

と意気込むことが大切です。

 

ただ、全員が意気込むことができるかというと、そうではありません。

勤務校の生徒たちは、夏休みが終わってから、

「このままでは落ちるかも……」

と、比較的 遅い段階で、危機感を覚えていました。

 

時すでに遅しとならないように、余裕ある受験勉強を心がけましょう。

秋に実施される大学入試というのは、多くが推薦入試です。

優秀な人たちが受験すると思っています。

最後まで、頑張ってください。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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