塾選び【失敗しない】3つのポイント
お子さまのやる気を引き出し、継続的な学習を促すためには、塾選びが大切です。
親が塾を選ぶとき、絶対に見ておくべきポイントが3つあります。
今回は、子どものために 失敗しない塾選びの秘訣を見ていきましょう。
目次
どのような塾が適しているか
初めに断っておきますが、お子さまを塾に通わせることが目的なのではありません。
塾に通ってもらうことは、学校以外で教育を受けられるチャンスを増やすということです。
これにより、将来、お子さまの選択肢が広がるようにサポートしてあげるのが親としてやるべきことです。
親も、学校や塾と協力して、教育に携わることが大前提です。
このことを忘れずに、塾を選びましょう。
では、ここから、お子さまに適した塾の指導形態を見ていきましょう。
指導形態は、大きく分けて次の3種類あります。
①通塾式
②通信式
③通塾・通信式の両方
通信式は、安定したインターネット環境があれば、どこでも受講することができます。
これに対して、通塾式は、大人に直接 褒めてもらえたり、その場で質問できたりするというメリットがあります。
また、勉強のやる気も高まりやすいです。
お子さまの特性にもよりますが、通信式よりも、直に人と関わることができる通塾式の方がおすすめです。
さらに、通塾式の中にも種類があります。
どのような指導をしてほしいかによって、個別指導なのか、集団指導なのかを選びましょう。
くわしい違いは、次にまとめておきました。
どうぞ参考になさってください。
失敗しない塾選びのポイント3つ
環境が適しているか
お子さまは、大人よりも まわりのことに敏感です。
音や明るさといった 些細なことを気にする方もいらっしゃいます。
まず親がやるべきことは、インターネットなどで 雰囲気がよさそうな塾を探し、お子さまに適した環境かどうかをチェックすることです。
親として とくに気になるところがなければ、お子さまに勧めて、体験授業を受けてもらいましょう。
体験授業が終わったあとは、お子さまに気になるところはないか 尋ねます。
実際に塾に通うのは、大人ではありません。お子さまです。
最終的には、お子さまが納得された塾に決めるのが一番です。
ただ、いくらお子さまが納得されていても、学習に適した環境でなければ選択肢から外します。
学習に適した具体的な環境については、次のチェックリストを参考にしてください。
- 学習に適した明るさであること
- 学習に向かう雰囲気があること
- 質問したらきちんと答えてもらえること
- 自習室が使えること
- 教室やトイレがきれいであること
もし、塾がお子さまに合っていなければ、途中で退塾せざるを得なくなるかもしれません。
途中で退塾して、そこから学習しなくなることの方がリスクが高いと言えます。
だから、継続して塾に通うということを前提に、環境をチェックするのがよいでしょう。
通いやすい立地か
塾の環境がお子さまに適していたとしても、通うのが面倒になってしまっては、これまた退塾につながりかねません。
塾の立地については、次のことをチェックするとよいです。
- 通っている学校に近いこと
- 徒歩や自転車で通える距離にあること
- 車で10分以内の距離にあること
- 車を停めておく場所があること
とくに、お子さまが学校帰りに通うのであれば、学校と自宅の間あたりにある塾がもっとも便利です。
その場合、「学校から自転車で15分以内であれば通いやすい」とすると、塾の選択肢が多くなるでしょう。
また、地域によっては、道が複雑に入り組んでいたり、街灯が少なかったりすることもあります。
継続して塾に通うとし、お子さまの安全も前もって考えておく必要がありますね。
講師のレベルが高いか
誰が何といっても、塾選びに講師のレベルだけは外せません。
実際にお子さまを指導するのは、講師だからです。
では、指導を担当する講師のチェックポイントを押さえておきましょう。
- アルバイトではなく正社員であること
- 指導経験が5年以上あること
- 教育について学んだ者であること
- 身なりがきちんとしていること
- 親や塾生の思いを大切にしていること
- 指導や報告がていねいであること
学習塾は、大学生をアルバイト講師として雇っていることがほとんどです。
そうすることで、授業料を安く抑えることができるからです。
食料品や工業製品と同じで、「安いものの方がいい」というのは、長い目で見ると損をすることになりかねません。
塾の場合、安いということは、それなりのクオリティの授業しかしてもらえないということです。
とくに、多くの学習塾で授業をしているのは、学生アルバイトのため、指導に責任はありません。
早い話が、担当している塾生の成績が上がっても下がっても、アルバイト講師には関係ないのです。
親としては、すがる思いでお願いしているのに、成績にこだわることなく、気楽に指導している大学生がいるのが実状です。
このような温度差を生まないために、やはり教育の専門家に指導してもらえる塾を選ぶのが一番です。
授業料が高めに設定されている場合もありますが、クオリティの高い学習を子どもにさせてあげたいという気持ちが大切です。
質の高い学習をした子どもは、社会に出てからも自ら進んで勉強し、成功を収める可能性が高いです。
料金だけを見ていると失敗しやすい
改めて お尋ねしますが、なぜ塾に通わせてあげるのですか?
お子さまの将来のためですよね。
であれば、ここまでお伝えしてきた3つのポイントで 塾を選ぶとよいです。
- 環境が適しているか
- 通いやすい立地か
- 講師のレベルが高いか
継続して塾に通わせた方がよいので、料金も もちろん確認すべきです。
しかし、安さばかりに気を取られていては、子どもの可能性を最大限には伸ばしきれないということも頭に入れておく必要があります。
親が視野を広げ、質の高い教育の重要性に気づいたとき、子どもの可能性は最大限に伸びるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。