大学受験【この夏】やるべきこと
いよいよ夏がやってきます。
受験勉強に本腰を入れられた方も、これから入れられる方も、この夏に取り組むことは決めましたか?
受験に向けて後悔しない夏にするために、取り組んでおくべき3つのことを紹介します。
目次
志望校との差を知る
まず取り組んでいただきたいのは、あなたの実力と 第一志望校との「差」の把握です。
わたしが高校教諭をしていたとき、かなり実力差のある大学を志望する生徒がいました。
その生徒は、保護者の方も含め、上ばかりを見て、足元を見ていなかったため、結局 浪人することになってしまいました。
浪人覚悟で、かなり実力差のある大学を受験してみるというのは一つの手段ではあります。
ただ、おススメはしません。
浪人生となった1年間は、高校での学びを再度 復習し、大学受験の合格のために勉強します。
つまり、新たな学びがストップしてしまうということになります。
100年という人生において、高校卒業後の1年間を、再度 高校の学習に充てるのは、もったいないと私は考えます。
高校で学んだことをもとに、視野を広げていく1年にした方が、よほど有意義な人生になると思います。
だから、自分の実力に合った大学に進学していただきたいのです。
そのために、この夏、志望校との差を知り、実力をどこまであげる必要があるのか、また、どのように実力を上げていくかを考える必要があるのです。
実力の把握は、学校で受ける模試の結果を参考にするのが手っ取り早いです。
センター試験(新大学共通テスト)の公式ホームページには、昨年度実施分までの平均点などが掲載されています。
また、各大学のホームページには、昨年度合格者の人数や点数などが公開されています。
それらの情報も参考にしながら、目標となる志望校との差を知りましょう。
強みと弱みを知る
志望校との差を知っていらっしゃるのであれば、自分の実力の把握もできているはずです。
では、あなたの「強み」と「弱み」は何ですか?
「計算が速い・遅い」
「速読ができる・できない」
など、それぞれ強みや弱みがあるはずです。
強みは、これから一層伸ばしていくべき要素、弱みは、この夏に補っておきたい要素です。
夏休みに入った時点で、大学共通テストまで半年を切っています。
試験本番がかなり近づいているということです。
この夏にこれを自覚される方がほとんどで、多くの受験生は、ここからスイッチが入ります。
スイッチが入ったあなたは、まず この夏に何をしますか?
時間が限られているということを念頭に置き、考えるのがポイントです。
まずは、目標と計画を立てることから始めましょう。
そのときに、「弱み」に焦点を当てます。
数学に自信がないのであれば、
「毎日 問題集○○の基本例題を3つずつ解いて9月末までに理解する。
間違えたら、翌日の3題に加えて解き直す。」
というように、具体的な計画を立てます。
こうして意識することで、弱みを補う機会をつくることができます。
かんたんに強みに変わることはないと思いますので、苦手意識をなくすことに重きを置けば大丈夫です。
苦手なものに取り組む
あなたの「強み」の部分は、ある程度 放っておいても大丈夫です。
強みだと感じているということは、自信もそこにあるということです。
人は、自信があることであれば、立ち向かっていく勇気が自然と湧いてくるものです。
だから、何もしなくても、チャレンジしていくであろうと考えられ、この夏にやるべきことではないように感じます。
これに対して、弱みの部分は、苦手だという意識があり、自信もないということがほとんどです。
苦手意識をもっている場合、それに時間を割いて 向き合わない限り、埋め合わせることは難しいです。
そのため、学校の授業が進まない夏休みのうちに、少しでも苦手と向き合っておきましょう。
しかし、一人で苦手に向き合っていても、分からないことがたくさん出てくるはずです。
学校の先生に質問することができればよいのですが、毎日学校が開いているということは少ないでしょう。
そこで、身近なところにある塾を活用してみてはいかがでしょうか。
無料で夏期講習や体験授業を受けることができる塾もあります。
そうした学習塾で、苦手だと思っているところを集中的に学ばせてもらうのです。
個別指導塾であれば、「苦手だけに時間を割きたい」と言えば、そのように授業を進めてもらえます。
ほかの誰かと一緒に 苦手と向き合う時間をとれるのも、夏休みだからできることです。
これから切羽詰まってくるであろうと予想される受験生活のために、意味のある夏休みにして、成功を勝ち取りましょう。
ai特進塾では、無料の体験授業を2回実施させていただきます。
学習方法などのアドバイスも行っておりますので、一宮市内にお住いであれば、お気軽にお問い合わせください。
教え子を現役で旧帝大に送りだした元高校教諭が力になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。