愛知県公立高校【入試制度】群とグループ

愛知県の公立高校入試では、複合選抜制度で行われています。

この選抜制度は、分かりにくいと感じられる方が多いです。

そこで、これから愛知県の高校入試を受けられる方とその保護者様へ、分かりやすく説明いたします。

 

1回の試験で2校受験

愛知県でも、2022年入試までは、入学試験が2回行われていました。

言い換えるなら、チャンスが2回あったということです。

これが2023年の入試から変更され、1回の試験で2校受検(受験)できるスタイルになりました。

 

この他にも、「マーク式になる」などの変更点がいくつかありますが、公立高校入試のチャンスが1回だけになるということから、戦略をもって志望校を選ぶことを勧めます。

 

尾張と三河で分けられる

受けられる高校は、学区によって決まりがあります。

ai特進塾があるのは、一宮市ですので、ここでは「尾張学区」に限って話をします。

一宮市在住であれば、尾張学区にある高校を受検するということです。

尾張学区の高校は、以下に挙げる通りです。

●愛知県立高校

(一宮市)

  • 一宮高校
  • 一宮西高校
  • 一宮北高校
  • 一宮南高校
  • 一宮興道高校
  • 木曽川高校
  • 尾西高校

(江南市)

  • 江南高校
  • 尾北高校

(犬山市)

  • 犬山高校
  • 犬山南高校

(小牧市)

  • 小牧高校
  • 小牧南高校

(扶桑町)

  • 丹羽高校

(北名古屋市)

  • 西春高校

(清須市)

  • 新川高校

(津島市)

  • 津島高校
  • 津島北高校
  • 津島東高校

(稲沢市)

  • 稲沢東高校

(春日井市)

  • 春日井高校
  • 春日井西高校
  • 春日井東高校
  • 高蔵寺高校
  • 春日井南高校

(あま市)

  • 美和高校
  • 五条高校

(弥富市)

  • 海翔高校

(尾張旭市)

  • 旭野高校

(瀬戸市)

  • 瀬戸高校
  • 瀬戸西高校

(長久手市)

  • 長久手高校

(日進市)

  • 日進高校
  • 日進西高校

(愛知郡)

  • 東郷高校

(豊明市)

  • 豊明高校

(常滑市)

  • 常滑高校

(東海市)

  • 横須賀高校
  • 東海南高校

(大府市)

  • 大府高校
  • 大府東高校

(知多郡)

  • 阿久比高校
  • 東浦高校
  • 内海高校
  • 武豊高校

(半田市)

  • 半田高校
  • 半田東高校

(名古屋市)

  • 旭丘高校
  • 明和高校
  • 千種高校
  • 守山高校
  • 瑞陵高校
  • 惟信高校
  • 松蔭高校
  • 昭和高校
  • 名古屋西高校
  • 熱田高校
  • 中村高校
  • 鳴海高校
  • 天白高校
  • 名古屋南高校

 

●名古屋市立高校

  • 菊里高校
  • 向陽高校
  • 桜台高校
  • 北高校
  • 緑高校
  • 富田高校
  • 山田高校
  • 名東高校

以上69校の中から、志望する高校を選びます。

ここからは、志望校の選び方について、くわしく見ていきましょう。

選ぶときのポイントは、群とグループです。

 

1群と2群とは?

まずは、群制度です。

大きく1群と2群に分けられています。

さらに、1群にも2群にも属する「群共通」というくくりもあります。

●愛知県立高校

1群2群
共通
旭丘明和松蔭
惟信千種春日井
昭和守山犬山
名古屋
西
瑞陵小牧南
熱田名古屋
一宮北
中村瀬戸木曽川
鳴海瀬戸西尾西
天白春日井津島
豊明春日井
西
海翔
日進高蔵寺美和
日進西春日井
常滑
東郷旭野大府東
犬山南長久手阿久比
尾北新川東浦
江南西春内海
小牧一宮武豊
丹羽一宮
興道
一宮西津島北
一宮南津島東
半田稲沢東
半田東横須賀
東海南
大府

●名古屋市立高校

1群2群
共通
菊里向陽
桜台
富田
名東山田

 

もし、2校を受ける場合、同じ群から2校を選ばなければなりません。

例えば、「一宮高校」を第一志望とするのであれば、同じ2群の「五条高校」や「西春高校」を選ばなければなりません。

または、群共通の高校であれば、受検することができます。

 

ただし…!

今からお伝えする「Aグループ」「Bグループ」のそれぞれから選ばなければならないというルールがあります。

だから、同じグループから、2校を選んで受検することができないのです。

 

AグループとBグループとは?

先ほどご覧いただいた「1群」「2群」「群共通」の中が、それぞれ「Aグループ」と「Bグループ」に分けられています。

Aグループから1校、Bグループから1校を選ぶことができ、最大で2校を受験することができます。

●愛知県立校(1群

旭丘名古屋
西
惟信中村
昭和鳴海
熱田天白
豊明日進
日進西東郷
犬山南尾北
江南丹羽
小牧一宮西
一宮南半田
半田東

●愛知県立校(2群

明和千種
名古屋
守山
瀬戸西瑞陵
春日井瀬戸
春日井
西
春日井
高蔵寺旭野
長久手西春
新川一宮
興道
一宮津島東
津島北五条
稲沢東横須賀
東海南
大府

●愛知県立校(群共通

松蔭春日井
一宮北犬山
尾西小牧南
津島木曽川
海翔美和
常滑大府東
内海阿久比
東浦
武豊

 

●名古屋市立校(1群

菊里
名東富田

●名古屋市立校(2群

向陽桜台
山田

 

試験内容は?

AグループとBグループは別日に実施します。

つまり、問題は、AグループとBグループとで異なります。

入学検査

内容は、学力検査(1日目)と面接(2日目)です。

学力検査では、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科のテストに取り組みます。

2023年(令和4年)入試から、マーク式に変更されます。

詳細は、愛知県からの正式な発表をお待ちください。

各教科 制限時間45分・22点満点のテストです。

詳しくは、こちらをご覧ください。

 

面接は、推薦入試、一般入試に関係なく受けます。

グループ面接(集団面接)です。

 

調査書(評定)

第3学年の9教科の評定をもとに、45点満点で算出します。

なお、一般選抜の場合は、これを2倍した90点満点をもとに、合否を決します。

 

公立高校の場合は、当日の学力検査の得点が1.5倍になる高校が過半数です。

このことを踏まえると、多くの普通科高校では、評定よりも学力を重視して判断されていると言えるでしょう。

 

合否決定の方法も変更になり、各高校で当日の得点と評定の比率が決められます。

こちらも、正式な発表をお待ちいただければと思います。

試験の日程については、こちらをご覧ください。

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