愛知県【高校入試】英語の問題分析
2021年度までの情報です。
これから愛知県の高校入試(学力検査)を受けられる方々の参考になれば幸いです。
※このページで記載している西暦は、学力検査が実施された年を表しています。
目次
英語の出題傾向
愛知県の高校入試は、例年 次の問題が出題されています。
- リスニング問題
- 英作文問題
- 会話文の穴埋め問題
- 長文総合問題
- 会話文総合問題
以下に、リスニング問題以外について、分析情報をまとめました。
英作文問題
2011年から2020年まで、条件英作文問題が毎年出題されています。
- 2011~2013年
2人の会話文が成り立つように英文を完成させる問題
(語数の指定あり)
- 2014~2016年
2人の会話文が成り立つように英文を完成させる問題
(使用する語句と順番、語数の指定あり)
- 2017年
あるテーマについて、賛成か反対かの立場を示し、その理由を書く問題
(参考にしてよい語句あり)
(語数の指定なし)
- 2018年
あるテーマについて、自分の考えとそのように考える理由を2つ書く問題
(参考にしてよい語句、語数の指定あり)
- 2019年
ある絵について、それが表している状況とその後どうなってほしいかを書く問題
(使用する語句、参考にしてよい語句、語数の指定あり)
- 2020年
あるグラフから得られる情報をもとにして、自分の考えを書く問題
(使用する語句、参考にしてよい語句、語数の指定あり)
基本的に語数の指定があり、「○語以上書く」という条件を落とさずに作文する必要があります。
また、使用しなければならない語句が決められていることが多く、その語句をどのように使えばよいのか知っておく必要もあります。
会話文の穴埋め問題
会話文が与えられ、教科書に記載されている熟語などを埋めていく問題が出されます。
2016年までは、英作問題が会話文を完成させる問題だったため、この類の出題はありませんでした。
2017年から、英作問題で自分の考えを記述する形式に変わったことにより、会話文の穴埋め問題が出されるようになっています。
- 2017年
一部語句の頭文字指定なし
- 2018~2020年
一部語句の頭文字指定あり
会話文を読む中で、文意を正確に把握し、適切な表現を当てはめられるようにしておく必要があります。
長文総合問題
2011年から2020年まで、必ず出題されています。
400~500語程度の長文が与えられ、それに関する設問を解いていく形式です。
2020年までの問題では、次のような設問の内容になっています。
- 空欄に適切な語句を選ぶ問題
- 空欄に適切な語句を選び、語形を変化させて答える問題
- 空欄に適切な英文を選ぶ問題
- 語句を並び替え、英作する問題
- 文章の内容把握問題
- 文章の内容一致文を選ぶ問題
主に選択問題として出されていますが、「全て選んで」答えるという問題もあります。
問題文を最後まで読み、すべて選ぶ条件を落とすことなく解答したいところです。
会話文総合問題
2011年から2020年まで、毎年 出題されています。
会話文ではありますが、なかなかの文章量があります。
この会話文総合問題と長文総合問題で、かなりの時間を費やすことになると想像されます。
時間配分に気を付けて解答することを強く勧めます。
2020年までの問題では、次のような設問の内容になっています。
- 複数ある空欄に、適切な文章を入れて会話文を完成させる問題
- 空欄に適切な語句を書く問題
- 空欄に適切な語句を選ぶ問題
- 文章の内容が一致するように、空欄に適語を書く問題
2014年から、会話文総合問題の最後に、メールの穴埋め問題が出されています。
与えられた会話文とメールの文章から、情報を的確に整理する必要があると考えられます。
また、会話文で話されている内容を正確に反映させるように、メール文を完成させなければなりません。
英単語が文章中に記載されていないことがあるため、ひらめき力も試される問題だと感じます。
英語の入試対策
当塾の「英語」の授業等では、愛知県の公立高校入試対策も行っております。
参考までに、次の3つは、塾生の方々に取り組んでいただいている内容です。
- 熟語をマスターする
- 長文に読み慣れる
- 英作問題のパターンに慣れる
2023年実施分からは、新制度が適用されます。
2022年実施までは筆記試験であり、上記はあくまでも旧制度時点の分析ですので、ご承知おきください。