学校で【高校に行けない】と言われたら
三者懇談などで、学校の先生から
「この成績では、行ける高校はありませんね。」
と言われる方がいらっしゃいます。
もし、学校で「高校に行けない」と言われたら、保護者の方はどうすべきなのでしょうか。
今回は、保護者の方にお伝えしたいことをまとめました。
この記事で分かること
・学校の先生の言葉は、このままの生活を続けることが前提であること。
・秋までに生活が変われば可能性は0ではないこと。
・あくまでも本人の意思を尊重すること。
・高校進学を決意したお子様を最後までサポートすること。
目次
学校の先生の本心
中学校の先生方は、生徒たちを我が子のように可愛がります。
そのため、進学が目標の生徒には、合格を勝ち取ってほしいと心から願っています。
だからこそ、学力が振るわない生徒のことを「このままでは高校入試で失敗するかもしれない…」と心配し、「今のままでは、高校には行けない」と助言されるのです。
もちろん、生徒の可能性を信じるのも教員の仕事です。
「このままの状態が続くなら 高校進学は危いが、今から必死に勉強してくれるなら、可能性はある」
と先生たちは考えます。
だから、「今のままでは進学できない」ということを伝え、これからの生活の改善を期待しているのです。
保護者として、学校の先生からこの言葉を受け取られたのであれば、できる限り早く、受験に向かう環境づくりと睡眠や食事など日常生活の改善に尽力しましょう。
受験に向かう環境づくりとは
早い話が誘惑になるものを取り除き、本気で勉強に集中できる場所を作ることです。
誘惑を取り除くこと
誘惑というのは、人によって違いますが、スマートフォン、ゲーム、本が挙げられます。
誘惑になるものが手に届く範囲にあると、
「あ、通知が来た!」
「ちょっと休憩しよう」
「続きが気になるなぁ」
となったときに、ついつい それを手にしてしまい、気づけば2時間、3時間、……と時が経ってしまうことがあります。
たとえ、長時間 勉強部屋にこもっていたとしても、誘惑になるものと一緒だったのであれば、部屋の中で何をしていたかは分かりません。
自己コントロールができるお子様であれば、誘惑に負けず、勉強に集中することができます。
だからと言って、今から自己コントロール能力を磨くのには時間が足りません。
つまり、今から受験に向かうためにやることができるのは、まず誘惑を排除することです。
本気で集中できる場所を作る
また、誘惑になるものがなかったとしても、散らかった部屋だったら集中できるでしょうか。
長い時間集中することはできないでしょう。
たとえ、最初は気にならなかったとしても、勉強に飽きてくると気になり始めてくるものです。
しかも、散らかった部屋を見て、「掃除したい」と思うことがあります。
これは、勉強という嫌なことから目をそらそうとするためです。
さらに、掃除をし始めてしまえば、勉強ではなく掃除をしたことで満足感を得て、1日が終わってしまうということも考えられます。
もし、勉強部屋が散らかっているのであれば、できる限り整理整頓・掃除をしてあげましょう。
そして、勉強と向き合える学習環境を整えてあげることが保護者の方にできることだと言えます。
もし、お子様の部屋に入らせてもらえないなら、図書館や学習塾の自習スペースを利用するのが一つの手です。
そうした場所では大きな声で話すことが難しく、まわりの人たちも勉強などしているので、集中しやすい場所だと言えます。
受験に向かう環境づくりが ご家庭だけでは難しい場合は、お近くの学習塾にご相談いただければと思います。
ai特進塾では、中高生の方に自習スペースを無料開放しております。
一宮市にお住いであれば、ぜひ ai特進塾の自習スペースご利用ください。
本人が高校に行きたいなら
こうして環境づくりをするのは、本気で高校に行きたいとお考えのお子さまのためです。
「高校に行きたいんだ!」
という強い気持ちがあるお子様であれば、学校の先生からネガティブなことを言われたとしても、それを跳ね返すだけの潜在的な力があると考えます。
だから、保護者の方に行っていただきたいのは、その前向きな姿勢を応援することです。
「大丈夫!こんなに頑張っているんだから行けるよ!」
身近な方が放つ言葉には「力」がありますので、お子様への声かけで、受験に向かう気持ちをサポートしてあげてください。
高校に行く気がないなら
では、その反対に、高校に行く気がないお子様へは、どのように声をかけたらよいのでしょうか。
早い話が、高校の魅力やメリットを大いに伝えてあげることです。
「遊んでばかりだったけど、高校に行って良かったと思っているよ」
「高校の文化祭がとても面白かった」
というように、保護者の方の実体験や思いをお話されることで、高校生活に興味をもつお子様は少なくありません。
ここで、もっとも大切にしていただきたいのは、高校進学を強制しないことです。
「高校なんて行く気がない」
というお子様は、受験勉強が苦痛でしかなく、やる気を出すことが難しいと言えます。
そのため、
「高校にはこんなメリットがあるけれど、
高校に行ってもいいし、行かなくてもいい。
自分の人生なんだから、やりたいようにすればいいの。」
と、高校進学のメリットを伝えて、先のことを見させたうえで、進学するか否かは個人の判断に委ねるという方向でもよいと考えます。
もし、お子様が本気で高校に行く気がないのであれば、就職という選択もあります。
将来について考えるよいタイミングなので、先のことを見通すサポートをしてあげましょう。
一宮市にあるai特進塾では、お子さまの将来を第一に考えた進路サポートを、元教諭が実施しております。
ご不安な点等、お気軽にご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。