高校受検【対策】いつから始める?
今回は、これから受検勉強に本腰を入れられる方のために、「高校受検対策」を始める時期についてお伝えします。
一般的には「夏」から始められる方が多いのですが、最適なタイミングはいつなのでしょうか。
目次
受検を意識したときから
中学校では、3年生の1学期に、進路希望調査が行われます。
多くの受験生は、ここで「高校入試」と初めて向き合うことになるのではないでしょうか。
「いよいよ受検か…。今のままで大丈夫だろうか…。」
そう不安に思われた方は、受検に対する意識が高まっている状態だと言えます。
そうした受検に対する気持ちが高まっているときは、危機感があるため、勉強したことが頭に入りやすいと言えます。
このことは、空腹時に勉強がはかどることと似ています。
空腹という状態は、生命にとって危機が迫っているときです。
空腹で危機が迫っているとき、ホルモンなどのはたらきによって、集中力がいつも以上に高まりやすいことが知られています。
つまり、危機感を抱くことで集中しやすくなり、勉強がはかどるということです。
そのため、受検に対する意識が芽生えたときから、受検対策を始めておくのがよいと言えます。
もちろん、中学1・2年生のときから受験対策を始めている人もいます。
夏から始める人が多い理由
多くの受験生は、「夏」から受検勉強をスタートさせます。
この理由は かんたんです。
部活動を引退するタイミングが「夏」だからです。
勝ち残っていく強豪校の場合は、この通りという訳ではありませんが、多くの受験生は秋以降、部活動から手を引くことになります。
引退すれば、部活動に割いていたエネルギーすべてを「受検勉強」に充てることができます。
そのため、秋以降は、どのライバルも学習の量や時間が多くなると思っておきましょう。
そこで差をつけるか、その前に差をつけておくかは、人それぞれです。
部活引退後で間に合うのか
「受検生なのに、夏まで部活に精を出していて、大丈夫なのか?」
こちらは、よく ご質問いただく内容です。
元教諭の見解として、「大丈夫です」とお答えします。
むしろ、運動部に所属し、夏の大会を最後までやり切った生徒は、第1志望校を変えることなく合格することの方が多いです。
運動部で鍛えられた「忍耐力」と「集中力」が合格を引き寄せるのでしょう。
だから、部活動を引退してから 受検勉強をスタートさせても、合格する可能性は十分にあるということです。
中学1・2年生から対策すべきか
人によっては、中学1・2年生の段階で志望校が決まっており、高校受検に対してすでに意識をおもちの方がいます。
そうした方は、迷わず今から受検対策を始めるとよいです。
意識がきちんと「高校入試」に向いているからです。
その一方で、なぜ勉強するのか見えていない方は、早くから受検対策をしても、あまり意味がありません。
そうした方は、無理に受検対策をする必要はなく、学校で受ける日々の授業を大切にして生活するようにしましょう。
もし、学校の授業内容が分からなかったとき、どうされていますか?
分からないことを放置していた場合、いざ中学3年生になってから本当に困ります。
分からないことは、その日のうちに学校の先生に質問し、解決することを繰り返しましょう。
それが中学3年生になってから活きてきます。
ライバルに差をつけるなら
もし、すでに高校入試に対して、ある程度の目標があるのであれば、少しずつ入試対策をしていくことを勧めます。
とくに、差がつきやすいのは、中学2年生の1年間です。
この時期は、中学校生活に慣れ、1年生に先輩面ができ、入試への危機感がなくても大丈夫という3拍子がそろうタイミングです。
いわゆる「中だるみしやすい時期」にあたります。
そのため、高校受検を意識している子と そうでない子との差が開きやすいタイミングだといえます。
もし、少しでもライバルに差をつけておきたいのであれば、中学3年生になる前に、今までの学んだ内容を繰り返し復習しておきましょう。
中学2年生の秋頃には、部活動の中心メンバーになります。
限られた時間の中で、いかに学習するかが差を生み出します。
受検勉強の準備
受検意識をもったときから勉強し始めるとはいえ、なかなか余力がないのが実情だと思います。
中学生は、毎日の生活の中で、かなりのエネルギーを消費しています。
勉強、部活、クラブ、習い事…
すべてのことにエネルギーをかけていては、いつかエネルギーが枯渇してしまうと考えられます。
であるなら、今 行っていることの数を減らしましょう。
これが受検勉強の準備「環境を整えること」の一つです。
よく聞くのは、
「中学3年生になって習い事を辞めた」
という話です。
このように、エネルギーをかける対象を減らしておくのがポイントです。
受検勉強は、入試が気になってきた今から始めるのが得策です。
できるだけモチベーションが続くように、ai特進塾では受検生を全力サポートしております。
当塾が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。